『パッチギ!』

懸賞 2005年 01月 19日 懸賞

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【2004/日本/監督:井筒和幸】
 2005年1月22日より公開

大学生対象の上映会があり
観に行ってきました『パッチギ!』

すごく良かった!!

***あらすじ***
  1968年京都。モテたいがモテない、ごくごく普通な心優しき高校生・康介が
  通う府立高校と、近くにある朝鮮高校とは犬猿の仲。しかし教師の思いつきで
  康介とクラスメイトの紀男は“親善サッカー”を申し込むために、嫌々
  朝鮮高校へ赴く。そして、そこで吹奏楽の音色に誘われて覗いた音楽室で
  フルートを吹く可愛い女の子・キョンジャに康介は一目で心を奪われる。
  だが、キョンジャは誰もが恐れる朝鮮高校の番長・アンソンの妹だった。
  それでも彼女に近づきたい康介は、彼女たちが演奏していた曲をギターで
  練習し始める。曲名は「イムジン河」。朝鮮半島を横断して流れるこの河の名で
  南北分断の哀しみを謡った、朝鮮人にとって深い意味のある歌だ。
  アンソンたちがケンカや遊びに明け暮れる中、康介は徐々に彼女や彼女の周囲に
  受け入れられていく。そんな時、事件が起きる。康介たちは、国籍や
  バックグラウンドの違いを突きつけられた。
  やるせない気持ちを歌に込める康介。キョンジャの涙。そして‥。
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観てよかったです、この映画。歴史のことも踏まえているので勉強になると思う。
教科書に載っていても頭に入らないっていうひとも、自分の身にひきつけて
学べると思う。笑って泣いて考える青春映画です。
ケンカとか無茶してる場面も多いけど、アンソンと仲間たちとの絆の強さが
よく伝わってくる。アンソンはもう一人の主人公のよう。
あ、そうか。群像劇の類に入るのかな、この映画は。

日本人が自分の国について知らないことって、多いはず。私も知識が浅い。
確かに、昔の過ちは自分を含めた今の人がしたことではないけれど。
そうなんだけれど。
「もういいよ」と言う資格があるのは、
傷つけた方ではなくて傷つけられた方のはず。
傷ついたひとを目の前に「私は知らないから」とは、口が裂けても言えない。
知ろうとしなければ何も改善されないし溝も埋まらない。

在日韓国人の後輩がいる。空港でパスポートを見せる時、一人だけ、
私たちとは違う列に並ばなければならなかった。
あの時の顔が私は忘れられないし、彼女の葛藤や孤独感を普段も感じ取れる。
彼女の力になりたい。でも、私で務まるのかと躊躇もある。弱い。
けれど彼女には、ただ普通に接していればいいんだとも思う。

単純に「いい映画を観た」という満足感でいっぱいだったけれど
一人になると色々なところに考えが及んでしまう。
重く慎重に扱うべきテーマを、ここまでノリのいいものにした井筒監督に拍手!
きっと温かいひとなんだろうな。

『チルソクの夏』【2002/日本/監督:佐々部清】という映画をご存じですか?
こちらは女の子が主人公だけれど、テイストは同じ。陸上の親善大会を通して出会った
下関の女の子と韓国・釜山の男の子との淡い初恋物語です。年に一度開催される大会での
再会を約束し、相手の国の言葉での文通を始める。チルソクとは、七夕の意。
観賞後の気分が似ていました。
『パッチギ!』の方が熱くてメッセージ性が強いと感じるけれど
本当にどちらも良質。爽やかですよ!

c0029037_8192457.jpg『青い春』【2002/日本/監督:豊田利晃】で知って以来すきになった高岡蒼祐が、かなりかっこいい仕上がりになっております・笑。ユキオ役は静と青のイメージだけど、アンソン役は動と赤のイメージ。キョンジャ役・沢尻エリカは、『猟奇的な彼女』『ぼくの彼女を紹介します』のチョン・ジヒョンと張るんじゃないかというくらい可愛い。
(彼女は日本人だけど、思わず韓国映画と比べてしまった)

写真:(c)2004『パッチギ!』製作委員会
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by ccaorii | 2005-01-19 09:05 | 映画

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